こんにちは。松任校高校生館の橋場です。
そろそろ学校からの課題も予習ベースのものになってきていると思います。
そこで今日は!「学校問題集の使い方」についてです!
学校の問題集には別冊の模範解答が存在します(星稜で使っているスタンダードは除く)。
他の県では、別冊解答を配らない学校もあるようですが、石川県ではすべての学校で配られているようです。
しかしながら、学校問題集は本来は授業と並行して取り組むべきであり、 「授業で習ったその日のうちに問題を解いて、分からなければ先生に質問をする」 という習慣が身についていれば、模範解答は不要なはずです。
高校生館でも、今先行して学校の問題集を解かせていて、毎日出来具合も確認しています。
確かに模範解答があったほうが効率よく学習を進めることもできるかもしれませんが、 似ている問題を教科書や参考書で探して真似るという方法がメンドウだけど、 力がつく勉強方法だと思います。
模範解答で注意したいことがもうひとつあります。
それは、模範解答を見ると、解けたつもりになってしまうということです。
ちょっと考えて、分からないから模範解答を見る。
解答を読んでフムフムと納得してしまう。
それで分かったつもりになって終わり、というのが一番いけない。
「模範解答を勉強する」という姿勢では絶対にチカラはつきません(模範解答が 一番良い解法とは限らない、という理由もあります)。
数学を理解出来るようになるには時間がかかるものです。
分からないからといって、すぐに解答を見て、 「自力で考えて、悩む」時間を惜しんでいては、絶対に数学は出来るようにはなりません。
数学は「考えてナンボ」の学問です。
解答を見ながら10問やるより、じっくり自分で考えて5問 やるほうが絶対にチカラがつきます。
確かに、本格的な入試問題レベルになれば、模範解答なしでは全く手が出ない(模範解答を 理解するのですら困難である)問題もあります。
しかし、学校問題集は違います。
最初に述べたように、学校問題集は入試問題を解くための基本技術が詰まっているんです。
この根幹部分を、しっかり自分の頭で考えて解かずして、この先やっていけるわけがありません。
松任校 高校生館 教室長