数塾ブログ

算数・数学のひらめきとは

学生時代に算数や数学の難しい問題を解くとき、ひらめきを感じたことはないでしょうか?
算数や数学が得意な生徒はみなこのひらめきに優れています。 
ひらめきとは、すでに持っている(知っている)知識をつなぎ合わせた結果にすぎません。
このつなぎ合わせの作業を得意とする子は、算数や数学を得意としています。
算数や数学においての覚えなければならないこと(知識)は、他の教科(国語・社会・理科・英語)に比べて非常に少ないです。
そのため、この知識をつなぎ合わせる作業がとても重要になります。
つなぎ合わせる作業は、経験により大きく伸びます。
より多くの(いろいろな種類の)問題を解くことにより、知識と知識の関連付けができ、
また、つなぎ合わせの作業が得意になっていきます。

近年、石川県の公立高校入試問題では記述問題が増えています。
記述問題は持っている(知っている)知識をどのように関連付けて説明するか、 どのようにつなぎ合わせるかが重要になっており、また、それを試す問題でもあります。
 
同様に、金沢錦丘中学校の入試問題でも使われている適正検査のような問題も、同じことが言えます。
ひらめきは、生まれた持った才能ではなく、これまでどれだけ多くの問題を解いてきたか、経験したか、努力したかの結果です。
 
ひらめきは、算数や数学に限らず、他の教科(国語・社会・理科・英語)においても重要です。
また、ひらめきとは創造であり、大人になっても重要であることは言うまでもありません。
算数や数学の勉強は、将来それらを使うお仕事する人のためだけの勉強ではなく、直接算数や数学を必要としない人にとっても、すでに持っている知識をどのように活用するのか、どのようにつなぎ合わせるのかの勉強でもあります。
 
ひらめきは知識があることが前提です。(クリエイティブな人ほど多くの知識を持っています。)
まずは、知らなければいけないこと、暗記しなければならないことなど知識をしっかり身に付けましょう!