算数や数学の問題を前に手が止まっている生徒たちを見かけたときに必ず言う言葉があります。
「とりあえず図を描いてみよう!」
文章を前にずっと考えるよりも、まずは文章から図(絵)を書いて、どういう状態(状況)なのかを具体的にイメージすることが大切です。
長い文章を一度に頭で処理することはとても困難な作業になりますが、文章に書いてあることを1つ1つ図に書いていく作業はそれほど難しくはありません。
図を描くことによって、「何が分かっていて何が分かっていないのか」、「どういよう状態(状況)で何なら求めることができるのか」など、文章では一度に処理しきれない情報も図だと一度に処理できるようになります。
図がしっかりと正確に書くことができれば、あとはそれを数式に変換するだけです。
「計算は得意だけど、文章問題になるとちょっと…」
という学生さんは、まずは文章問題を図(絵)で表す練習をしましょう!
数式で表すことは、そのあとのステップです。
学校やいろいろなところで、数式に表す練習はしますが、図を描く練習はあまりしてないのではないでしょうか?
文章問題が得意な学生は必ずといっていいほど、文章から多くのことがイメージできており、それを図に表すことができます。
苦手な学生のほとんどは、文章から図を描くことができないほとんどです。
図を何度も書いているうちに、文章から頭の中で具体的にイメージできるようになり、図を描かずに解くこともできるようになってきます。
①イメージすること、②イメージを具現化(数式化)すること。
この2つが数学です。
①を軽視しがちですが、まずは何より①です。
まずは普段の練習から図を描くことを徹底してやってみましょう。