数塾ブログ
今年も金大附属中の受験シーズンがやってきました。
およそ3倍の倍率をくぐり抜け、数塾では受験生2名全員が見事合格を果たしました。2人は毎日コツコツと計画的に学習を進め、模試での課題を一つひとつ克服してきました。昨年に続き、今年も全員合格を達成し、これで2年連続の快挙です。送り出した2人の努力を信じながらも、合格発表当日は期待と緊張の中で結果を待ちました。
附属中の入試問題の特徴
附属中の入試問題は首都圏の入試問題に比べると基礎的な内容が多いものの、石川県内では難易度が高めです。特に条件が複雑で柔軟な思考を求められる問題が多く、正解にたどり着くためには深い理解と粘り強い取り組みが必要です。
個人的に大好きなのは算数でスマートな解き方のない問題。Instagramにもあげましたが、毎年条件を洗い出した後、うまくいくパターンが見つかるまでひたむきに手を動かす必要のある問題が出題されています。本質の理解に加えて、解答に向けての泥臭さ、ひたむきさも評価対象にされている点は受験生に知っておいてほしいことです。
入試に向けた心構えと取り組み
附属中の入試は年によって難易度の差が大きいため、「この程度の問題が解ければ安心」という明確な基準を設けるのは難しい状況です。そのため、一定の問題が解けた後もさらに難しい問題に挑戦し、可能であればその先のレベルにも取り組む姿勢が重要です。
今年の受験生2名は特に算数や総合分野で附属中の試験範囲を超え、難関私立中の問題にも挑戦してきました。根気強く取り組んだことが実を結んだと思っています。
また附属中入学後を見据えた指導も重要です。わからなかった問題に対しては、安易に解説するのではなく、生徒自身が考える時間をしっかりと確保し、答えに近づくプロセスを共に模索します。具体的には、ヒントを小出しに提供し、「次にどのように進めるべきか」を考えさせる機会を重視しています。また、問題解決後には振り返りの時間を設け、その解法の適切さや背景を深く理解させるよう努めています。時には生徒から「もう解説止めて!あと自分でできそう!」という声があがるほど、この方法は自主性を引き出す効果があると考えています。このような取り組みが、入学後の学習を支える基盤となると確信しています。
受験を通じて考える将来
受験の目的を明確にすること。単なる目標校への合格だけでなく、その先にある学習や進路、将来を意識する大切さも、受験生には知っていろいろとお話してきました。例えば、中学進学後には理系科目で得意分野を伸ばし、医療や工学分野に進む道や、英語力を活かして国際的なキャリアを目指す可能性があります。また、社会課題に取り組む研究者や、地域社会で貢献する専門職に進むなど、多様な選択肢があります。自分の将来像を具体的に考えることが重要です。受験勉強を続ける中で辛いこともあったと思いますが、その中でモチベーションを維持できたのも、目標が明確だったからです。
なんといってもこれらを実現できたのも、2年、3年と長い時間をかけてお子様のサポートをしつつ、辛察強く成長を見守ってくださった保護者の皆様の支えがあってこそ。一年や半年といった短期間でなんとか間に合わせる受験勉強では身につかない力が、確かに育ってくれました。
合格者の皆さんへ
数塾では合格者の皆さんは来週からいよいよ中学数学&英語がスタートします。数学では、一次方程式や図形の基本的な性質を理解し、それを応用する力を身につけることを目指します。さらに、複雑な問題に取り組むことで論理的思考を養います。英語では、文法やリスニング力の向上を中心に、基礎的な読解力を強化します。また、英検取得を視野に入れたカリキュラムで、実践的な英語力を養成します。入学までに中1内容を網羅し、可能であれば中2前半の学習を終える計画です。これまで通り努力を続けていきましょう!
金沢校教室長 山本
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