数塾ブログ
ぼちぼち模試が近づいてきたからか、「模試で絶対A判定が取りたい。どうしたらいいですか?」という質問があったので、そこんところを掘り下げていきましょう。
結論から言うと「過去問+過去問&過去問」です。
理由は単純で「学校のテストと出題形式が違う」というのが大きいからですね。
学校のテストは単元ごとなので、どうしても「大化の改新について」とかのごく狭い範囲の大問がいくつか出題される形式になります。
模試だと「縄文~奈良時代の政治」というテーマに沿った出題になり、出題範囲の全体像をしっかり把握しておく必要があります。
これは理科/英語でも同様です。
数学の場合は小問集合が各単元から出されることと、学年をまたいだ知識が必要となる出題が増えるので、やはり分野/学年を問わない数学の全体像を把握しておく必要があります。
ここで問題になるのは何で演習すればよいのか、ということです。
市販のテキストのうち、定期テスト対策のものだと分野横断型の問題が少ないので、演習不足です。
逆に入試用の問題集になると今度は3年生内容全般の知識があることを前提としているので、現状の演習には過剰、難しすぎますしそもそも解けません。
ですから過去問が対策/演習としてはベストです。
まず過去問の演習を通して出題形式に慣れましょう。
次は繰り返し取り組むことでしっかり得点できるように、さらに学校のワークなどに戻って弱点部分の補強を行ってください。
毎年内容は異なりますが、時期ごとに出題範囲の大きな変化はないので、5年分もやれば十分傾向もつかめて、復習を通してまずまずの量の知識/技能が身についていることでしょう。
おそらくほとんどの熟では塾内模試、ないし外部模試の過去問の蓄積があるでしょうから、そちらをうまく活用してください。
もし塾に通っていない場合は公立高校入試の過去問集なんかから、出題範囲にあった問題だけをピックアップして取り組んでいただくのが良いと思います。
ただかなりの時間と労力を必要とするので、やはり個人でやるには限界があるので、割り切って塾を探すというのも手かもしれません。
模試、ひいては入試で結果を出すためには
形式になれる⇔出題傾向をつかむ⇔できていないことろの補強をする
このサイクルを回していくことが大切です。
入試に向けて頑張っていきましょう!
金沢校教室長 山本