数塾ブログ

中学、やっぱり3年生から、いや高校生、うん受験生になったら本気出すわ④(金沢校)

 高校受験が終わりました。
 今年も昨年に引き続き、附属・泉丘・二水の難関校については全員合格をいただけました。
 これも生徒諸君の努力の賜物、ひいては保護者の方々の支えがあってこそです。
 本当にお疲れ様でした。

 さて、前回までに引き続き大学受験のお話をしていきましょう。
 毎日2時間の勉強では、首都圏一貫校に到底太刀打ちできないということはお話ししました。
 地方の受験生にとっては非常に厳しいお話だったかと思います。

 受験勉強について大事なことは3つあります。
 まずは圧倒的な学習量。志望校を決めたらそこに合格するまでに必要な学力はどこの塾でも変わりません。
 1度やったら完璧に覚えられる人でないなら、ただひたすら演習量を積み上げていく必要があります。
 ここで都市圏に対抗するのは難しいでしょう。
 小中の間に積み立ててきたものが違いますから、勉強量で追いつけると考えて受験勉強をしていくのは、現実的だとは言えません。

 次に学習の質。要するに1つの単元を理解する要点や問題の理解度をそのたびそのたびにしっかり固めていくことです。
 分からないこと、分かったつもりをそのままにせずに、毎日毎日の学習で不明点を解消し、それを1問1問愚直に積み重ねていくのです。
 これが質の高い勉強で、決して「楽な勉強」「時間・労力に対して効率の良い勉強」ではないことに注意してください。

 最後に学校の学習。
 石川県の上位校の定期テストは非常によくできています。
 学校や教科ごとに多少の違いはありますが、いずれも受験の基礎的な内容が定着していることをはかるのに、質の高い問題が並んでいます。
 ですから高校生は主要3教科と言われる英語、数学、国語、さらに理系は理科2教科が定期テストでしっかり点数をとれていることが、直接受験勉強へつながります。
 計画的に学習を進め、定期テスト前にはしっかり復習できる時間を確保するようにしましょう。

 とても単純で当たり前のことをお話ししました。
 しかしこの当たり前のことが実践できている生徒はとても少ない!
 当たり前のことを、継続していくことの難しさは、皆さんよくご存じでしょう。
 自分の意志で継続できる人は非常に稀です。
 学校なり塾なり、学習環境を整えてそこをうまく活用できると良いですね。

金沢校 教室長