始めて学習する事柄について、学校で習うにしろ塾で習うにしろ「わかった!」と思った時ほど危ないものはありません。
「指導を受ける」というのは「自分で勉強可能な状態になる」ということであって、できるようになったわけでなければ「勉強をした」わけでもないのです。
確かに教え方の上手な先生の指導を受ければ効率的に学習を進めることはできるでしょう。
じゃあイチローに教わればだれでも200本安打が達成できるのか、松井秀喜に学べばだれでもプロ野球選手からホームランが打てるのか。
勉強に関していえば予備校の人気講師になるほど効率的な勉強方法と合わせて、勉強の絶対量の大切さを語っています。
もちろんまず初めに「理解」が来ることは大切ですが、その後に「練習」して、そして「ミスなくできるようになる」という過程が絶対に必要です。結局テストのときには自分一人の足で立って戦わなければならないのですから、後ろから支えてもらってできるようになったくらいで得意になっちゃいけません。
自分一人で解けるようにすることが「勉強」なんですよ。
ただやっぱり人間しんどいことは嫌なもので、しかも「練習」というのは嫌なものです。
でもやっぱりやらないといけないから、うまくやる方法を考えましょう。
それには「勉強せざるをえない状態」を作ること。
塾の自習室の利用はとても効果的です。
まず周囲が勉強しているので「勉強すること」が当然の雰囲気があります。
周りからの目もあるので寝たり携帯をいじったりというのはしづらいですね。
なにより塾の先生の目がありますから、間違った勉強の仕方は訂正してもらえますし、わからないところは質問できます。
そういった面からもとても効率的な学習だといえます。
特におすすめなのは放課後すぐに塾に行くこと。
個別指導でも集団指導でも指導開始時間は学校から家に帰って、それから塾に来ても間に合うように設定されていることが多いので、学校帰りに行くと先生を独占できます。
独占できるうちに質問や宿題も済ませてしまいましょう。
勉強時間も効率も同時に確保できるのでイチオシです。
使えるものはすべて使って、自分の合格への糧にしていってください。
今日も自習室で待ってますからね!
金沢校 山本